6月4日 アマ修斗(一般)中国選手権 大会レポート

[大会名]第10回中国アマチュア修斗選手権大会
[主 催](一社)日本修斗協会 中国選手権実行委員会
[後 援]津山市 津山市教育委員会 
[日 程]2017年6月4日(日)

日本の総合格闘技界に多くの選手を輩出しているアマチュア修斗全日本選手権。
2017年もいよいよその全日本へ向け、地方選手権が6月4日に行われた中国選手権からスタートした。

会場は古くから西日本選手には馴染のある岡山県津山市の津山東武道場。
今年から階級名称が変更され、ストロー級からミドルまで40名の選手が参加した。

ストロー級は7名が参加。決勝に残ったのは昨年の全日本出場者同士の木村旬志(岡山/ゼロ戦クラブ)と大勝拓真(徳島/MMAZジム)。
空手がベースの木村の打撃は鋭く、オールラウンダーである大勝選手を僅差2-1の判定で破り木村選手が今年も全日本への出場を決めた。
敗れたものの大きな伸び代を感じさせた大勝選手は17歳である。

フライ級は4名参加と少人数であるが、レベルの高いトーナメントとなった。
アマ修斗歴5年のキャリアを持つ黒瀬一平(広島/パラエストラ広島)にスリーパーを極め、
決勝に上がったのは初出場の高木大翔(広島/総合格闘技道場BURST)。
対するは3月の中四国ルーキー優勝者の安芸柊斗(徳島/MMAZジム)。
この15歳と16歳のスーパールーキー対決は腕十字が極り安芸選手が優勝。
両者とも、この年齢でこれだけの身体能力の高さと技の精度、判断力の高さとスピードは目を見張るものがある。

今大会で一番の参加人数となったバンタム級は9名が参加。
ベテラン勢が犇めく中、決勝に進んだのは2014井原オープン優勝の南原健志郎(香川/トイカツ道場香川支部)と、
他団体でプロのリングを経験している小椋雄輝(鳥取/SOOTOJAMWATER)。
レスリング歴7年の南原選手は、思いっきりのいい豪快な投げと飛び込んでのパンチを武器にペースを掴もうとするが、
長身である小椋選手は間合いを取り南原選手のタックルに膝を合わせてKO勝ち。
小椋選手は全試合を通じ身体能力と運動神経の高さを感じさせ、中四国で今後の活躍をもっとも期待させる一人となった。

フェザー級は7名が参加。昨年11月のプロ修斗香川大会「FORCE06」でトライアウトを戦った2人が決勝で再び対戦。
前回はドローであったが今回は中島選手が全局面で試合をコントロール、3-0で判定勝ちし優勝は中島選手となった。

ライト級は初出場と戦績の浅い選手が多い中、柔術とグラップリングで成績のある井田幸治(鳥取/PUREBRED鳥取)と
初出場の河村恵右(広島/TKエスぺランサ)が決勝で対戦。
準決勝でのダメージが大きい井田選手の動きは悪く、グランドでコントロールして首を極めた河村選手がネックロックで1本勝ち。
初出場で初優勝し全日本行きを決めた。

ウエルター級は4名が参加。こちらも初出場選手が多い中、昨年の優勝者である福田亮(山口/有永道場teamResolve)が
森本和巳(広島/総合格闘技道場BURST)を3-0の判定で下し優勝した。
ミドル級は2名参加。2013年の中四国ルーキーの優勝者である木内章太(香川/讃州四心會)が
高木飛鳥(徳島/アンドレイオス)を迎え撃つ形を予想したが、高木選手が落ち着いて腕を取りストレートアームバーで極め優勝した。

地方選手権の最初で40名の参加人数は盛況と感じている。
今回も昨年に続き津山市と津山市教育委員会の後援を頂き、観光協会からは観光案内のパンフレットやリーフレットを準備してもらえるなど、市への浸透も感じられた。

また中国選手権が最初となったFRESH!でのライブ配信は、大会準備が一手間増えたもののアクセス数は2,700を超え(6/13現在)、
反響に充分満足出来るものとなった。
今大会では初出場選手が多く、怪我や事故を心配したが大事は無く、無事に大会を終えることが出来た。

中四国の傾向と言えるのは、間違いなく10代の活躍であろう。
キッズ修斗やジュニア修斗でしっかり経験を積み、アマチュア修斗公式戦で戦績を残し、
あるいは初出場で選手権を優勝するという、以前では考えられないケースは今後も増えると予想している。

アマ大会を運営する側としては、選手権で初出場の前にルーキートーナメントやワンマッチで経験を積めるよう、
大会数と開催地の増加が必要であると感じた。

事実、選手権とルーキートーナメントと山口オープンの3大会しか年間で開催されていない。
主催は毎年2道場で開催しており、さすがに今後は各オフィシャルジム代表の考えと力をお借りしたいと思っている

中国選手権実行委員長 山本陽一