2025年度ルール改正事項
2025年度ルール改正事項
2025年2月よりプロフェッショナル修斗、アマチュア修斗、ビギナー修斗、エキスパート、修斗グラップリング、キッズ・ジュニア修斗のルールを以下のように改訂いたします。
①プロ、エキスパート、アマチュア、ビギナー共通
1. グラウンドの定義
現行は足の裏と手の指先だけついている状態はスタンド、それ以外の部分が着いた時にグラウンドだが、掌等足の裏と手が着いた状態はまだスタンドとみなされる。
プロ
現行
第22章 ポジション
第55条【ポジション】
グラウンド・ポジションの定義は以下の通りとする。足の裏以外の身体のあらゆる部位(ただし指を除く)が床に触れている状態
(グラウンド状態であるためには、片手の掌が床に着いている、あるいは指を除く他の身体部位が床に触れていなければならない)。
グラウンド・ポジションではないあらゆるポジションを、スタンドポジションとする。
↓
改訂
第22章 ポジション
第55条【ポジション】
グラウンド・ポジションの定義は以下の通りとする。足の裏以外の身体のあらゆる部位(ただし手を除く)が床に触れている状態
(グラウンド状態であるためには、指を含む手を除く他の身体部位が床に触れていなければならない)。
グラウンド・ポジションではないあらゆるポジションを、スタンドポジションとする。
※エキスパート、アマチュア、ビギナーも該当するルール部分を上記と同様訂正する。
②プロ、エキスパート、アマチュア、ビギナー、グラップリング共通
2.サブレフェリーの名称をジャッジに変更
プロ
現行
第27章 サブ・レフェリー
第63条【サブ・レフェリー】
サブ・レフェリーは試合中サブ・レフェリー席に着席し、冷静かつ注意深く試合を見守り、必要とあらばレフェリーに対する適正な補佐により、試合が円滑に行われるように努めなければならない。
第64条【任務】
サブ・レフェリーの任務は次の通りである。
(1)試合中双方の選手の攻防を中立、かつ公正に評価し、各ラウンド毎に本ルールに従って採点してスコア・カードに記入し、採点集計時にレフェリーに提出する。
↓
改訂
第27章 ジャッジ
第63条【ジャッジ】
ジャッジは試合中ジャッジ席に着席し、冷静かつ注意深く試合を見守り、必要とあらばレフェリーに対する適正な補佐により、試合が円滑に行われるように努めなければならない。
第64条【任務】
ジャッジの任務は次の通りである。
(1)試合中双方の選手の攻防を中立、かつ公正に評価し、各ラウンド毎に本ルールに従って採点してスコア・カードに記入し、採点集計時にレフェリーに提出する。
※エキスパート、アマチュア、ビギナー、グラップリングも該当するルール部分を上記と同様訂正する。
③プロ
3.プロのグローブサイズは現在フェザー級がSだが安全性の観点からアマチュアと同様Mにする。キャッチウェイトの場合は上の階級に合わせる。またアマチュアと同様ウイニング製を削除しイサミ製に統一する。
現行
第16章 グローブ
第44条【グローブのサイズ】
試合で使用するグローブは、契約ウェイト 、ならびに製品により以下の通りサイズが異なる。
(1)ウイニング製 ST-555
ミニマム級~ライト級 ナックル・パート部25mm厚(S、SSサイズ)
ウェルター級~ミドル級 ナックル・パート部30mm厚(Mサイズ)
ライトヘビー級から上 ナックル・パート部35mm厚(Lサイズ)
(2)ウイニング製 ST-777/イサミ製 SHO-4
ミニマム級~フェザー級 ナックル・パート部20mm厚(Sサイズ)
ライト級~ミドル級 ナックル・パート部25mm厚(Mサイズ)
ライトヘビー級から上 ナックル・パート部30mm厚(Lサイズ)
↓
改訂
第16章 グローブ
第44条【グローブのサイズ】
試合で使用するグローブは、契約ウエイトにより以下の通りサイズが異なる。
イサミ製 SHO-4
アトム級〜バンタム級 ナックル・パート部20mm厚(Sサイズ)
フェザー級〜ウェルター級 ナックル・パート部25mm厚(Mサイズ)
ミドル級から上 ナックル・パート部30mm厚(Lサイズ)
※ キャッチウェイトの場合は上の階級のサイズに合わせる。
④エキスパート、アマチュア、ビギナー、キッズ、ジュニア共通
4.セコンド規定
セコンドで必ず持ち込まなければならないもの規定をプロと同様にする。
アマチュア
現行
第4章 セコンド
第15条【用具】
試合においてセコンドが使用出来る用具は次の通りである。
(1)水
(2)ボトル※ 中身が分かる透明なものに限る
(3)バケツ
(4)氷
(5)粘着テープ
(6)ハサミ
(7)ガーゼ
(8)綿
(9)綿棒
(10)タオル
(11)時計
(12)腫れ止め用具
(13)止血剤
(14)椅子
(15)主催者の用意した霧吹き
↓
改訂
試合においてセコンドが使用出来る用具等は次の通りである。
(1)水※
(2)透明なボトル※
(3)バケツ
(4)氷
(5)粘着テープ
(6)ハサミ
(7)ガーゼ
(8)綿
(9)綿棒
(10)タオル※
(11)時計
(12)腫れ止め用具
(13)止血剤
(14)椅子
(15)主催者が用意した霧吹き
(16)予備の競技用具
(17)その他、試合開始前に審判員により競技上支障がないと判断された物
なお、※印のものは必ず持参していなくてはならない。
※エキスパート、ビギナー、キッズ、ジュニアも該当するルール部分を上記と同様訂正する。
5.採点基準に関するの記述
採点基準の記述をプロと統一する。
アマチュア
現行
第14章 採点
第34条【採点基準】
採点は次の順に評価される。
(1)クリーン・エフェクティヴ・オフェンス(効果的な攻撃):ダメージを与えた攻撃。
(2)アグレッシヴネス(積極性):ダメージは与えられないものの積極的で有効な攻撃。
(3)リング・ジェネラルシップ(ペース支配): 対戦者の攻撃を無効にするような巧みな試合運び。
↓
改訂
採点は次の順で優先的に評価される。
(1)決着に至る影響を与えた攻撃。(効果のある攻撃)
(2)決着に至る影響は与えられないものの積極的で明確な攻撃。(明確な攻撃)
(3)対戦者の攻撃を無効にするような巧みな試合運び。(ペース支配)
※エキスパート、ビギナー、キッズ、ジュニアも該当するルール部分を上記と同様訂正する。
⑤エキスパート、アマチュア、ビギナー共通
6.口頭注意について
口頭注意の口頭を抜かして注意のみにする。
アマチュア
現行
第13章 試合の勝敗
第32条【勝敗の決定】
(8)反則行為による減点と失格
a.故意または偶然に関わらずファウルを犯した場合、レフェリーが注意を与え軽微の反則なら1度目で口頭注意、2度目でイエローカード=減点1、3度目で失格となる。
b.そのファウルが悪質である場合は、反則の程度により1度目の反則行為により即イエローカードの提示、または失格となるとなることもあり得る。 イエローカードが提示された後、提示された選手がファールを犯した場合は失格となる。
c.口頭注意は判定に影響されない。口頭注意があっても規定の票数に達しない場合、トーナメント形式による決勝戦では延長戦を行い勝敗を決定し、ワンマッチ形式では引き分け(ドロー)とする。
↓
改訂
第13章 試合の勝敗
第32条【勝敗の決定】
(8)反則行為による減点と失格
a.故意または偶然に関わらずファウルを犯した場合、レフェリーが注意を与え軽微の反則なら1度目で注意、2度目でイエローカード=減点1、3度目で失格となる。
b.そのファウルが悪質である場合は、反則の程度により1度目の反則行為により即イエローカードの提示、または失格となるとなることもあり得る。 イエローカードが提示された後、提示された選手がファールを犯した場合は失格となる。
c.注意は判定に影響されない。注意があっても規定の票数に達しない場合、トーナメント形式による決勝戦では延長戦を行い勝敗を決定し、ワンマッチ形式では引き分け(ドロー)とする。
※エキスパート、ビギナーも該当するルール部分を上記と同様訂正する。
7.頭部にKO相当の衝撃がある反則を受けた者についての出場停止
対戦相手の反則失格だが頭部の衝撃で次戦を行えない程ダメージを受けた者については安全性を重視し60日の出場停止とする。
選手への配慮から、罰則的なものをサスペンド、メディカル的なものはプロテクトと呼称する。
また選手登録がなくなったので表記を以下に変更する。
現行
第11条【登録の取り消し、停止】
選手登録を行った者が本ルール、或いは法律に違反するなどして、選手登録の資格に欠けると日本修斗協会が判断した場合、登録の取り消し、もしくは日本修斗協会が指定した期間の出場停止 (以下、サスペンド) となる。また選手の健康安全管理上、頭部への加撃によるKO負けをした選手もサスペンドの対象となる。
規定されたサスペンド期間は以下の通り。
(2)頭部への加撃によりKO負けをした選手はその時点より60日間の出場停止。尚、他競技の試合であっても、頭部への加撃によりKO負けをしていた場合、本規定は適用される。
↓
改訂、追加
第11条【申込の取り消し、停止】
出場申込を行った者が本ルール、或いは法律に違反するなどして、試合出場の資格に欠けると日本修斗協会が判断した場合、出場申込の取り消し、もしくは日本修斗協会が指定した期間の出場停止 (以下、サスペンド) となる。また選手の健康安全管理上、頭部への加撃によるKO負けをした選手、あるいは相手の反則により頭部にKO相当のダメージを受けて反則勝ちした選手も出場停止 (以下、プロテクト) の対象となる。
規定されたサスペンド、プロテクト期間は以下の通り。
(2)頭部への加撃によりKO負けをした選手はその時点より60日間の出場停止。また相手の反則により頭部にKO相当のダメージを受けた選手も同様とする。尚、他競技の試合であっても頭部への加撃によりKO負け、あるいは反則によりKO相当のダメージを受けていた場合、本規定は適用される。
⑥アマチュア、エキスパート共通
8.選手登録を廃止に伴い、以下の表現にルール記載を変更する。
現行
第10条【選手登録】
選手登録を行う選手は、次の事項を守らなければならない。
(1)選手登録を申請する者は、必要事項を記入済みの日本修斗協会所定の申請書に、申請日より3カ月以内に撮影した明白に本人と判別できる顔写真(無帽、正面向き)1枚、および指定の登録料を添えて、大会当日の試合前までに日本修斗協会に提出しなければならない。
(2)身体に刺青を施している者は、その場所、大きさなどに関係なく、選手登録の際に申請日より1カ月以内に検査した血液検査報告書(HIV・B型肝炎・C型肝炎)の提出が義務づけられる。他者への感染症の感染の危険性が認められる場合には登録は受け付けられない。
(3)選手が未成年者の場合、指導者並びに親権者の承諾を必要とする。
↓
変更
第10条【出場資格】
出場申込を行う選手は、次の事項を守らなければならない。
(1)身体に刺青を施している者は、その場所、大きさなどに関係なく、試合当日より1年以内に検査した血液検査報告書(B型肝炎・C型肝炎)を提出しなければならない。提出を怠った場合、試合出場は認められない。
(2)選手が未成年者の場合、指導者並びに親権者の承諾を必要とする。
⑦ビギナー
9.アマチュアの選手登録の廃止に伴い、ビギナールールに記載されている刺青のある者は血液検査の陰性証明の提出が必要となる項目について、現行は試合1ヶ月以内の検査となっているが1年以内のものの提出に期間を変更する。
※グラップリングは現行のルールでも出血の可能性が低いため提出の義務は記載していない。
現行
第3章 試合出場選手
第10条【出場資格】
出場申込を行う選手は、次の事項を守らなければならない。
(2)身体に刺青を施している者は、その場所、大きさなどに関係なく、選手登録の際に申請日より1カ月以内に検査した血液検査報告書(B型肝炎・C型肝炎)を提出しなければならない。提出を怠った場合、試合出場は認められない。
↓
改訂
第3章 試合出場選手
第10条【出場資格】
出場申込を行う選手は、次の事項を守らなければならない。
(2)身体に刺青を施している者は、その場所、大きさなどに関係なく、試合当日より1年以内に検査した血液検査報告書(B型肝炎・C型肝炎)を提出しなければならない。提出を怠った場合、試合出場は認められない。
⑨キッズ、ジュニア
10.拳サポーター
イサミ製修斗協会認定品のみ使用可とし、持ち込みも可とする。※流通するまではどちらも使える移行期間を設ける。
現行
第八条 用具・防具
第一項 【拳サポーター】
(1)試合に使用する拳サポーターは、主催者が用意するものを使用する。
↓
改訂
(1)試合に使用する拳サポーターは主催者が用意するが、各自で用意した物も使用可。ただし事前の用具チェックを受け認可される必要がある。以下の2種が使用可能。
a. イサミ製 型番: l-3093jリバーシブル拳サポーター(少年用)
b. イサミ製 型番: AST-3092J キッズ修斗ナックルサポーター(少年用XS)
※異なる拳サポーターを装着した者同士の試合は認められない。
※移行期間を設け、将来的にはbの指定品のみ使用可にする。
11.ニーパッド
安全性が認められるなら割れているタイプの使用を認める。
現行
第八条 用具・防具
第四項 【防具・装具】
選手は以下の防具・装具の着用を義務とし、各自で用意する。
(3)ニーパッド/ニーガード (ヒザあてクッションが分割されていないもの)『イサミ製推奨「型番:L−120」相当』
但し、クッションが分割されていても、アマチュア修斗専用ヒザサポーター『イサミ製「型番:AST−1103B」SHOOTOプリント入り』に限り使用可とする。
↓
改訂
第八条 用具・防具
第四項 【防具・装具】
選手は以下の防具・装具の着用を義務とし、各自で用意する。
(3)ニーパッド/ニーガード (ヒザあてクッションが分割されていないもの)『イサミ製推奨「型番:L−120」相当』
但し、クッションが分割されていても、アマチュア修斗専用ヒザサポーター『イサミ製「型番:AST−1103B」SHOOTOプリント入り相当』で、事前の用具チェックを受け認められた物は使用可とする。
12.キッズの上着について
拳サポーターと同様、移行期間を設け、将来的には指定品のみ使用可にする。
現行
第九条 試合着
(2)上半身の着衣は攻防の妨げとならないTシャツ、ラッシュガード等(ロングスリーブ不可)を着用しなければならない。
↓
改訂
第九条 試合着
(2)上半身の着衣は攻防の妨げとならないTシャツ、ラッシュガード等(ロングスリーブ不可)を着用しなければならない。
※移行期間を設け、将来的には以下の指定品のみ使用可にする。
SHO-11 キッズ修斗ラッシュガード(130、150、XS)
◎ルールブックへの記載はない変更事項
1.プロの技の決まり手名称
一本決着の場合の技の決まり手を現代風の名称に変更
2. プロ以外の技の決まり手の記載省略
試合数が多いため、簡略化して一本、KO、TKO決着の場合技の決まり手の試合後のコール、公式結果への記載を省略する。但しサスペンド、プロテクト期間の有無の判断等があるため、スコアシートへは決まり手、反則他の記載を行う。
判定の場合も各ジャッジの採点を読み上げるのではなく、3-0や2-1という結果のみのコールを推奨する。採点は公式結果には記載する。
3. アマチュア修斗ルーキートーナメント出場規定
ルーキーの出場条件を現行の2戦2勝以下でなく、2勝以下に変更する。