5月4日 アマ修斗(児童)キッズ&ジュニア修斗ワンマッチ神戸大会 大会レポート

5月4日 アマ修斗(児童)キッズ&ジュニア修斗ワンマッチ神戸大会 大会レポート

[大会名]『Jr. BORDER ACT.17』 キッズ修斗/ジュニア修斗ワンマッチ公式戦&グラップリングワンマッチ大会
[主 催]Jr. BORDER 振興会
[日 時]2019年 5月 4日(土/祝)
[会 場]兵庫県神戸市立 王子スポーツセンター 柔道場
[事務局]Jr. BORDER振興会事務局(ゴンズジム内)

Jr.BORDER ACT. 17

2019年 5月4日(土・祝)

神戸市立王子スポーツセンター

『令和』一発目のJr.BORDER。
まさしくNEW ERA ~新時代~の幕開けにふさわしいハイレベルな熱戦が繰り広げられたACT 17の様子をレポートする。

今回技術的に気になったのは、何名かの選手が多用していた通常の間合い以上の遠間からの跳び蹴りである。
偶然その選手達が得意にしていたのか?道場単位で技術的指導がされていたのかは分からないが、非常に有効であり、組に対してもスムーズに移行出来ており、今後のトレンドになり得ると感じ、ここにも少なからずONEの影響を感じる事が出来た。

今大会個人的ベストバウトは松尾 晃弥選手(総合格闘技道場BURST)VS 矢野 来綾選手 (トリニティ・サンズ)のグラップリングの一戦。
両者ノンストップの一戦は松尾選手の判定勝ちに終わったが、矢野選手も持ち前の
フィジカルに加え、下からの技術の向上がみられ将来の女子格の女王の片鱗を見せつけた。

恒例のライバル対決、松尾 晃弥選手(総合格闘技道場BURST)VS 坪田 璃一選手(総合格闘技ゴンズジム )の試合は坪田選手の父親譲りの粘り強いガードからの仕掛けにより初勝利を得た。
しかしまだまだお互いの実力は拮抗しており、早くも再戦が楽しみである。

ここからは気になった選手をピックアップして紹介。

安原 虎琉選手(総合格闘技道場BURST)の前大会からの成長には眼を見張るものがあり、頭一つ抜けた感がある。
打・投・極をバランス良くこなし、正しく修斗を体現しているスタイルと言える。
これを受けた他の選手の成長も期待される。

土井 集伍選手(総合格闘技ゴンズジム )は立ち上がりはリズムに乗れないものの、後半は怒号のローキックからのタックル、アームで相変わらずの爆発力を見せた。
このムラもこの選手の魅力でもある。

亀井 修真選手(直心会生野道場 TK68)は今大会2連続一本勝ち。もはや相手を探すのが困難である、、
恐らく数年先は大人に混じり、アマチュア修斗界を搔きまわしてくれるであろう。

関東から参加の野澤 エディ選手(野澤道場)は空手と柔術をベースに好試合を繰り広げ、10月の全日本大会にも是非参加して欲しい選手である。

そして今大会、最も大きな声で挨拶出来たのは初出場、藤井 大誠選手(修斗GYMS直心会)。
礼に始まり礼に終わるのが修斗。
まだまだ始まったばかりの藤井選手の修斗ロードが楽しみである。

中野 銀仁選手(総合格闘技道場reliable)勝利こそ掴め無かったものの、試合終了の最後の一瞬まで諦めず動き続ける姿に筆者はとても心動かされた。
また試合終了後に父兄方がかけられていた温かい言葉を聞き、こっそり役員達でウルウルしてしまった。
中野選手の諦めない気持ち、そしてご両親の温かいバックアップ、道場の練習環境があれば必ずキッズ修斗のトップ選手になると思うのでまた次回、強くなった中野選手の試合が楽しみである。

選手の数だけドラマがあり、その数だけ笑いと涙が有る。
それぞれ一人一人が自分の人生の主役であり、一人でも多くの子供達の人生が輝くよう、少しでも多くの人に知ってもえれば幸いである。

今大会、初めて結果だけですが神戸新聞さんに掲載される事になりました。
専門誌でさえ載った事が無いのに、小さな事ですが大きな事だと思います。
繰り返しになりますが、少しでも多くの人に、頑張っている子供達の存在を知って貰える機会が増える事を願います。

また10月、エディオンアリーナ大阪大会でお会いしましょう。

Jr.BORDER振興会 小堀 貴広

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