8月7日 アマチュア修斗 関東選手権 大会レポート
[大会名]第15回関東アマチュア修斗選手権大会
[主 催]日本修斗協会 関東選手権実行委員会
[特別協賛]株式会社イサミ・&MOSH・湾岸画廊・フィットネスショップ
[会 場]東京都新宿区 GENスポーツパレス
[開催日]2016年8月7日(日)
8月7日 GENスポーツパレスにて開催された第15回アマチュア修斗関東選手権
初のケージ開催という事もあり、全60試合と全日本選手権に次ぐ規模の大会となりました。
女子フライ級(-52.2kg)
レスリング世界学生選手権3位の実績を持つ清水愛(GENスポーツアカデミー)が、
千葉陽子(総合格闘技高田馬場道場)を組み技で圧倒。打撃でも打ち勝ち大差の判定勝ち。清水のポテンシャルの高さが際立った。
フライ級(-52.2kg)
高橋梨王(修斗GYM東京)が圧倒的強さを発揮。初戦をフロントチョークで一本勝ちすると、続く決勝戦では開始早々の右フックで一発KO。
バンタム級(-56.7kg)
前評判の高い 鈴木大輔(秋本道場jungle junction)が順当に勝ち進み決勝進出。反対ブロックからは高校三年生・斉藤康太(パラエストラ小岩)が勝ち上がる。
決勝は打撃戦や下からの三角で、支配率でやや上回った鈴木が判定勝利。敗れた高校生・斉藤の健闘も光った。
フェザー級(-61.2kg)
アマ戦績20戦を越える守屋雅史(SUBMIT MMA)vs2016年 東北優勝者の関口祐冬(クロウ・フォレス)の決勝戦。
関口が変則的な打撃で優勢、組み付きたい守屋のタックルは距離が合わず切られてしまう。
最終ラウンド、関口のパンチが守屋の顔面をとらえダウン。レフェリーストップ。関口、見事なTKO勝利。
ライト級(-65.8kg)
激戦が繰り広げられたライト級。決勝に勝ち進んだのは 勝呂駿(パラエストラTB)と桐原慎吾(パラエストラ松戸)
勝呂が巧みな足技、ケージレスリングで主導権を握る。桐原も終盤、上を取り返すがタイムアップ。
トップキープ支配率が上回り、勝呂が判定勝利。
ウェルター級(-70.3kg)
決勝に進んだのは藤木龍一郎(和術慧舟會AKZA)と宍戸航太(SHOOTO GYM K´z factory)
いきなりスーパーマンパンチをみせる藤木。宍戸は落ち着いて組み付きテイクダウンからハーフへ。藤木は下からの足間接で応戦。
第2ラウンド、やはりいきなり飛び膝をみせる藤木。宍戸はしつようなタックルでトップを奪う。ここで立ち際のパンチで宍戸に反則ポイント1。
結局、この差が響き、0-0のドローながら、勝者は藤木に。
ミドル級(-77.1kg)
6名参加のミドル級。決勝進出者は17歳 狩野優(TRIBE TOKYO MMA)と鷲崎勇星(パラエストラ小岩)
ここまで全て腕十字固めで勝ち上がってきた柔道ベースの鷲崎。決勝戦でも柔道式の横三角絞めからの腕十字を決め1ラウンド1:07秒 での一本勝ち。
この日の3試合全てを腕十字での一本勝ちの快挙。敗れた狩野も17歳ながら決勝進出。
ライトヘビー級(-83.9kg)
4名参加のライトヘビー級。決勝戦は38歳の小野一幸(roots) と 40歳の山本龍二(修斗GYM東京)
要所でテイクダウンを奪い、ケージレスリングでの攻防でも上回った小野が見事優勝
ケージ開催という事もあり、見応えのあるケージレスリングの攻防が各階級で見られた。
自分の型を持ち、アグレッシブに攻めていく選手が、結果的に試合を支配し、一本・KO出来なくても「支配率」で勝利を手にしていた。
全日本選手権では、ここに各地区を勝ち抜いてきた強豪達を交えて、更に見応えのある攻防が見られるか。