3月10日 アマ修斗(一般・初級)ワンマッチ札幌大会 大会レポート

3月10日 アマ修斗(一般・初級)ワンマッチ札幌大会 大会レポート

札幌フリーファイト2019~冬~
[日 時]3月10日(日)

[会 場]ノースキングスジム

先週末、北海道もだいぶ暖かくなった3月中旬、ノースキングスジム札幌 様のジム内リングをお借りして
アマチュア修斗・ワンマッチ大会、札幌フリーファイトが開催されました。

今回はアマチュア修斗公式戦が5試合、グラップリングが1試合組まれ、メインの一戦こそ選手の前戦の負傷により不成立となったものの、実力の拮抗した好試合が続出。

第1試合フェザー級に初出場した谷村選手は16歳、アマチュア修斗で7勝を挙げている由井選手には要所要所テイクダウンからポジションをコントロールされ、マウント等を奪われ判定負けしたものの、小気味よい動きからギロチンにトライする等善戦した。

第2試合の水上選手は鹿野選手と対戦。スクランブルで粘り、立ち上がろうとする鹿野選手の脚を上手く束ねて寝かしたり、三角絞めを切り返して足首固めを極めかけたり、アマチュア修斗は1戦のみながらMMA13年のキャリアを見せ、老獪な試合運びで判定勝ち。鹿野選手も、スクランブルから、隙をついて三角絞めにトライする等果敢に攻めて好感が持てた。

第3試合。小針選手は、第1試合で勝利を挙げている由井選手と対戦。1R由井選手のテイクダウンに苦しんだが、クローズドガードからのアームロックを仕掛けかなり良い形で入り絞り上げる。由井選手は転がって逃げ、小針選手がトップで1R終了。2Rも由井選手はすぐに打撃を外してテイクダウン狙い。小針選手はスクランブルから由井選手の背後に回り立ちバック。膝やローを当てる。由井選手のアームロック狙いを潰し、最後はトップを奪って終了。2-0ながら判定勝ちし、接戦を制した。

第4試合は、鳥井選手と、この日2戦目の鹿野選手との試合。鳥井選手が先制の強烈な右ローを皮切りに回転の良いパンチ連打、膝蹴りで攻める。鹿野選手もパンチを打ち返し、この日1番の打撃戦に。鹿野選手も2R打撃をかい潜りテイクダウンしてトップを奪うが、鳥井選手もスクランブルからトップを奪い返す好試合。打撃を効かせた鳥井選手が判定勝ちした。

最終試合で、第2試合で勝利した水上選手と第4試合の勝者である鳥井選手との一戦が組まれていたが、鳥井選手がギックリ腰を発症して中止に。正直見てみたかった。

一本、KO勝ちはなかったが、現代MMAの動きを理解したお互いの攻防が回転する接戦が多かった。

全日本でも彼らの闘いをぜひ見てみたい。

全日本選手権へのトライアル、本年の北海道選手権は7月7日に開催することが発表されている。
この日、出場した選手の方々と共に、道内のMMAを志している方々の参戦を心から望んでやまない。

今大会の開催にご尽力いただいた北海道支局長の宇部さん、
運営スタッフをつとめていただいたノースキングスジムの皆様、ベラトレオ函館の武田さん、ありがとうございました。

アマチュア修斗委員会 審判部長
大内敬

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