アマ修斗(一般・初級・組技・児童)3月8日山口大会レポート
[大会名] SHOOTO CHALLENGE YAMAGUCHI 11
[主催] 毛利道場
[認定] (一社)日本修斗協会
[特別協賛] 株式会社イサミ・フィットネスショップ・LIMITEST
[後援] 周南市スポーツ協会、周南市教育委員会、株式会社シティーケーブル周南
[協力] (有)オフィスK
[日時] 2026年3月8日(日)
[場所] 山口県周南市/周南市学び・交流プラザ 武道場
各所のご協力もあり、山口県周南市でのアマチュア修斗は今年も3月に開催することができました。まずは、関係各位に感謝いたします。
さて、これまで出場申込受付は郵送で行なってきましたが、近年の郵便物の到達日数の遅れが悩みの種になっていました。
そこで今回は、初めてオンラインでの申込みを導入しました。
なにぶん初めてのことなのでうまくいくか不安でしたが、フタを開けてみれば、申込みがコンスタントに届き、最終的に申込総数が107名にも達しました。
残念ながら対戦相手が見つからず、全員の試合を組むことはできませんでしたが、それでも全64試合と、過去最多の試合数の大会となりました。(※カード発表後、怪我による欠場者が出て、当日は実質的に全59試合になりました。)
今大会の実施カテゴリーは、キッズ/ジュニア部門、修斗グラップリング部門、ビギナー修斗・ワンマッチ部門、2勝以下の選手が対象のアマ修斗・新人戦トーナメント部門、戦績制限なしのアマ修斗・オープントーナメント部門です。
まずは、キッズ/ジュニア部門から振り返りたいと思います。
この「SHOOTO CHALLENGE YAMAGUCHI」では例年キッズ/ジュニアの応募が多いのですが、今回は若干少なめでした。
そのぶん試合を組むのに苦労し、キッズ4/40kg以下級では西見環那選手(山口/毛利道場)VS南部心丸選手(山口/毛利道場)、キッズ6/36kg以下級では大平翔也(広島/KTCMMA)VS奥本陽大選手(広島/KTCMMA)と、同門対決にならざるを得ませんでした。
当然本人たちもやりづらさはあったはずですが、果敢に攻め合う姿を間近に見ながら、内心胸を打たれるものがありました。
キッズの中では、新谷幸輝選手(岡山/フリー)の打投極のレベルの高さが目立ちました。
ジュニアは1試合しかありませんでしたが、森下瑠季亜選手(広島/KTCMMA)VS工藤 城乃将選手(福岡/パラエストラ北九州)の両選手ともスピード、アグレッシブさを備え、大人も見習うべき点が多いと感じました。
修斗グラップリング部門は全試合がワンマッチ決勝でしたが、実力の高い選手たちの参加により、非常に見応えがありました。
エキスパート/フライ級では、SHINEで勝利を挙げている村上 健選手(千葉/FIGHTFARM)の足関節の猛攻を16歳の小山朝太郎選手(山口/有永道場Team Resolve)がしのぎ、時には反対に足関節でアタックしていました。
プロシューターの柴山海音選手(福岡/柔術&MMAアカデミー G-face)、柔術茶帯の城戸泰介選手(広島/LEOS JIU JITSU ACADEMY)はさすがの実力を見せ、それぞれ30秒余りで一本勝ちを収めました。
興味深い対戦もありました。
女子フライ級(56.7kg以下)は神田麻梨乃選手(広島/KTCMMA)VS摩嶋 晶選手(山口/毛利道場)の対戦でしたが、実はそれぞれ神田T800周一選手(※Lemino修斗.4出場)、摩嶋一整選手(※RIZIN LANDMARK 13 in FUKUOKA出場)の妻なのです。
試合は摩嶋晶選手が長い手足を生かして果敢に攻めたものの、キャリアに勝る神田麻梨乃選手が腕ひしぎ十字固めで一本勝ちしました。
ビギナー修斗では、判定決着が多いなか、福間 楓選手(山口/有永道場Team Resolve)がKOと一本で勝利を挙げたのが目立ちました。今後はアマチュア修斗に闘いの場を移すことでしょう。
アマチュア修斗・新人戦トーナメント部門で印象を残したのは、バンタム級優勝の中村海哩選手 (山口/LegLock Academy)、フェザー級優勝の益永 珀選手(TKエスペランサ)、ライト級優勝の小林彩志郎選手(福岡/柔術&MMAアカデミー G-face)でしょう。
中村選手は準決勝を三角絞め、決勝をKOで勝利しました。
益永選手は1回戦から決勝まで全てKO/TKO勝ちです。
小林選手は1回戦をRNC(リアネイキッドチョーク)、決勝を右ストレートでTKO勝ちしました。
今後、選手権でも結果を出すことを期待します。3名ともオフィスK賞(優秀選手賞)を受賞しました。
アマチュア修斗・オープントーナメント部門では、4名トーナメントのフライ級を神坂秀太選手(鳥取/PUREBRED鳥取)、6名トーナメントのフェザー級を中野武志選手(福岡/KAMIKAZE DOJO MMA)といった戦績を積んだ選手が制しました。
個人的に注目していたのは、ワンマッチ決勝ではありますが、バンタム級の大江信之輔選手(鳥取/PUREBRED鳥取)VS髙井悠人選手(福岡/MMA RANGERS GYM)です。
大江選手はこれまで9勝6敗の戦績を持ち、全日本への出場経験もあります。
対する髙井選手は何と、昨年の全日本アマチュア修斗選手権のストロー級優勝者です。
24歳ながら豊富な戦績を持つ大江選手が勝つのか、それとも2階級下とはいえ全日本王者がその実力を見せつけるのか、注目の一戦でした。
両選手が向かい合った時、むしろ髙井選手の方が大きく見えました。
1R、上を制した髙井選手が有利に試合を進めました。大江選手が下から執拗にチキンウィングアームロックを狙い続け、ようやく1Rの終盤にクラッチを作り、あわやの場面で1Rは終了。
さあこれからどうなるかと思った2Rの開始早々、髙井選手が鋭い左ミドルキック。すごい衝撃音がしました。
次の瞬間、大江選手は顔を歪め、その場にうずくまりました。
髙井選手の強烈な左ミドルがレバーにヒットして、見事なTKO勝ちでした。
大会終了後、急いで撤収をしていると帰り際の大江選手がPUREBRED鳥取勢と一緒に挨拶をしてきました。
彼がこの試合を最後とするつもりであることを、僕はSNSで知っていました。
彼はこの山口周南大会でビギナー修斗に挑んだこと、対戦相手が見つからなくて試合が流れた際に僕が連絡してきた時のことなど、山口周南大会には思いがあることを僕に話し、感謝の言葉を伝えてくれました。
彼のことはもちろん知っていたけれど、僕はこれまできちんと彼と話したことはありませんでした。
それだけにかえって、“そのような場を提供できて良かったナ、事務作業は大変だけど、頑張って続けてきて良かったナ”と思いました。
彼には個人的に特別賞(村井賞)を進呈することにします。
いささかエモーショナルになってしまいましたが、大江選手だけでなく、今大会に参加してくれた選手たち、各ジムの皆さん、大会を手伝ってくれた皆さんに感謝いたします。
試合数が多くて長丁場になりました。その他、いろいろと不備な点もあったかと思います。至らぬ点は心よりお詫び申し上げます。その反省を今後の戒めにいたします。
もしよろしければ、来年も「SHOOTO CHALLENGE YAMGUCHI 12」を開催しますので、参加してみて下さい。
さて、山口県近郊のアマチュア修斗は、4/5に広島・呉大会、5月に山口・宇部大会が開催されます。
6/14の九州選手権、7/5の四国選手権、8/2の中国選手権などに向けて経験値を積む場としてぜひご参加下さい。
SHOOTO CHALLENGE YAMAGUCHI 実行委員長
毛利道場 村井貴史


